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パワーポイントにおける行間と段落の違いを解説

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パワーポイントで文章を入力しているときに行と行の間隔を広げたい時に何となく作業をすることも多い行間の開け方ですが、改めて「行間」と「段落」の考え方を整理しておきたいと思いました。知っているようで意外と知らないことも多い所ですのでしっかりと押さえておきたいと思います。

行間について(行間を開ける)

まず下記のような文章があったとして、文章を見やすくするために行間(行と行との間)を少し開けたい時は、ホームタブのリボン内にある「行間」で調整を行っていきます。

ホームタブ>行間

※Enterキーでも空気を行間をを作り出すことはできますが、後々修正等があった時に作業が煩雑になるため、Enterキーや、スペースキーを使って調整するのはNGとしておきます。

行間のプルダウンメニューを表示すると、「1.0、1.5、2.0、3.0、行間オプション」と表示されます。これを仮に、1.5を選択すると以下のような状態になります。つまりこの数値は、現在のフォントに対して何倍の隙間を開けるかを設定しています。(単位が省略されていますが単位を付けるとすれば「倍」です。1.0だと現状のままで何も変わらないということになります)

倍数で設定するメリットは、フォントの大きさに応じて、行間も自動で設定されるという点です。ただしデフォルトで設置されている「1.5、2.0、3.0」はやや隙間が広く野暮ったい感じがします。

そこで、「行間オプション」へと進みます。

行間1.5を選択した時

「行間オプション」を選択すると、下記のような画面が表示されます。その中に「間隔」という項目があり「行間」を設定する箇所があります。ここで自ら1.5より少し小さい設定(1.3くらい)するのがベターだと思います。

行間を設定する

行間の「1行」と書かれた部分のプルダウンメニューをクリックすると、「倍数」という項目がりますのでこちらを選択して、値を1.3と入力します。先述の通り、倍数を選択することで、フォントの大きさに応じて自動で行間も設定してくれるのでおすすめです。

因みに項目の中に「固定値」という項目もありますが、これは文字通り、隙間の高さを固定して設定るする項目です。一見良さそうですが、これは文字のフォントに応じて行間が調整されませんので、後々フォントの大きさを変えると行間も改めて修正する必要が出てきますのであまりお勧めしません

倍数を選択して値を1.3と入力する

1.2や1.3が調度良い間隔だと思われます。

段落について

段落とはご存知の通り、文章の塊のことを指します。パワーポイントにおいて文章を段落に分けたい時、それは文章中で段落にしたい境目を「Enter」すれば段落に分かれます

これは一見文章が改行されただけに見えて、段落に分かれているように見えないところがややこしいですが、段落に分かれている証拠として、ホームタブのリボンの中に「段落番号」という項目があります。「Enter」で改行した文章を全て選択した後、「段落番号」をクリックすると、「1」「2」と数字が付き、段落と認識されています。

段落とは

段落の隙間を開ける

段落と段落の隙間を開けたい場合、よくやるのが、Enterで改行、改行で隙間を開けるパターンです。ただこの場合、文字の大きさで、空白の高さを設定しなければなりません。この場合、文章全体も文字の大きさを変更したい時、空白部分の文字の大きさだけ別に設定するなど煩雑さもあります。

このような時のために、段落の隙間を設定する項目が、もちろんあります。

Enterで段落と段落の隙間を開けると不具合も

行間オプションのところに、段落の間隔を調整する項目があります。ここの値を増やせば段落間の隙間を調整することができます。

行間オプションで段落の隙間を変更できる

「Shift+Enter」で段落を回避

文章中で「Enter」を押すと段落になることはわかった、しかし、何でも段落にしたいわけではなく、単純に改行をしたい時もあります。

※全て段落にしてしまうと、先ほどの段落の間隔設定を適用してしまうと、すべての段落の間が調整されてしまいます。

そんな単純に改行だけしたい時は「Shift+Enter」で改行します。

一見、「Enter」でも「Shift+Enter」でも改行されて見た目は何も変わりませんが、段落の間隔を設定したり、段落番号を付ける時などは、「Shift+Enter」で起業したところには適用されませんので、うまく使い分けることで、見た目の良い文章を作成することができます。

「Shift+Enter」で改行

はい、ということで今回はパワーポイントの行間についての説明でした。細かい部分ですが、この細部のこだわりがプロっぽく見せる秘訣だと思います。

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