ルパン三世のアニメーションのタイトルで一文字ずつタイプライターで表示されるアニメーションをパワーポイントで簡単に作成することができます。画面切り替えの効果で「カット」を使用するのがポイントです。余興などの場面で印象的な見せ方で場を盛り上げることができるかもですね。
youtubeで操作方法を動画解説
手順1:1つのスライドでベースを作成する
ルパン風のタイトルは、黒い背景に白い文字なので、表示させたいテキストを一文字ずつ新しいスライドとして作成して、面切り替えの効果により、タイプライター風に見せるという流れです。そこでまずは、1つのスライドでベースを作成した後、このスライドを複製するのが作業的には楽ですので、白紙のスライドを一枚用意します。

背景を黒にする
背景の色設定は、画面上で右クリックして、背景の書式設定をクリックします。塗りつぶし(単色)にチェックを入れて、黒色を選択すると、背景が黒で塗りつぶされます。

文字を白にする
次に、文字ですが、本家のフォントをそのまま真似るのは難しいので、それっぽいフォントを選択します。ここでは、「HGS教科書体」フォントを選択し、文字の大きさは500ポイントにしました。文字色は白色にします。

「画面切り替え」効果で「カット」を選択
「画面切り替え」タブに移動して、その中からか「カット」を選択します。このカットは、前のスライドがほぼ瞬時に消え、現在のスライドが表示されるというものです。これを適用することでタイプライター風の効果を付けることができます。

また加えて「期間」を「0.010」にしてより瞬時に切り替えるように調整します。

効果音を付ける
画面が切り替わる際に、タイプライターをタイプするときの「カシャッ」という効果音を付けます。効果音を付けるには、画面切り替えタブの中に、「サウンド」という項目から設定します。サウンドのプルダウンの一番下に「その他サウンド」を選択します。選択することでオリジナルの音源を挿入することが可能になります。

タイプ音のフリー音源の入手先
「効果音ラボ」というサイトから入手します。下記サイトにアクセスして、検索窓から「タイプライター」と検索すると、”タイプライターで文字を打つ1”を選択してダウンロードします。


ここでちょっと注意が必要なのは、パワポで扱える音源のファイル形式はwavです。ただ効果音ラボでダウンロードできるファイル形式はmp3です。そのため、mp3からwavに変換する必要があります。そこでオンラインでファイル形式を変換できるサイト「convertio」にアクセスします。

手順2:スライドを複製する
手順1でベースを作成しましたので、これを文字数分だけ複製して、文字を打ち直すという作業をします。複製に便利なショートカットが、Ctrl+D です。
スライドを選択した状態で、Ctrl+Dを押すとスライドが複製されていきます。文字数分だけCtrl+Dを押して複製し、あとは文字を打ち直していきます。

文字が打ち直せたら、一度スライドショーを実行するとタイプライター風の表現が出来上がっています。
手順3:最後のスライドを作成する
最後は、文章がすべて表示される状態になりますので、以下のようなスライドを作成します。

リアルな効果音をつける
ルパン三世におけるタイトルの最後は、ピストルがガラスに当たって割れるような音ですので、この音源を探します。ピッタリの音源として「ニコニ・コモンズ」にありましたのでダウンロードします。


会員登録をする必要はありますが、無料でダウンロードすることができました。
音源がダウンロードできたら先ほどと同様に、サウンドから音を挿入します。また期間はここでは02.00にしています。

上記で完成ですが、以下少し微調整しました。スライドの表示と効果音が少しズレましたので、最後の一つ前のスライドの「!」の期間を00.10→00.50に変更しました。

もう一つタイミングを合わせる目的で、最後のスライドにフェードのアニメーションを設定しました。継続時間は00.50にしています。

おまけ:ループさせる設定
最後におまけとして、タイトルをループするアニメーションに設定したいと思います。設定個所は2つ。
一つは、画面切り替えのタブ内の、画面切り替えのタイミングにある、自動にチェックを入れて、最後のスライドの表示秒数を設定します。ここでは00:05.00(5秒)にしました。

もう一つの設定個所が、スライドショータブにあるスライドショーの設定をクリックすると、ポッポアップが表示されるので、自動プレゼンテーション(フルスクリーン表示)にチェックをいれます。

これでアニメーションが自動でループされて完成です。
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